1992-04-16 第123回国会 参議院 厚生委員会 第6号
先ほどもお話に出ましたけれども、ILOの看護条約というのは我が国は批准しておりません。しておりませんけれども、ここが基本的によりどころとするべき立場ではないかと思うんです。多くを言う時間もありませんから、その基本的立場で踏まえなきゃならぬと思う点を一つ言いたいんですが、それは第六条です。「看護職員は、次の分野において当該国の他の労働者の条件と同等の又はそれ以上の条件を享受する。」
先ほどもお話に出ましたけれども、ILOの看護条約というのは我が国は批准しておりません。しておりませんけれども、ここが基本的によりどころとするべき立場ではないかと思うんです。多くを言う時間もありませんから、その基本的立場で踏まえなきゃならぬと思う点を一つ言いたいんですが、それは第六条です。「看護職員は、次の分野において当該国の他の労働者の条件と同等の又はそれ以上の条件を享受する。」
ILO看護条約を日本は批准していない。いろいろな理由があるのでしょう。将来的にはこれを批准せざるを得ないのじゃないかというふうに私は思いますし、ほかの労働者の労働時間が先ほど指摘したような状況ですからILOの労働条約も批准できていない、看護条約はまして批准ができないというのが実態だろうと思うのですよ。総理、生活大国といいながら、看護条約も労働条約も批准できないというのでは何か非常に悲しいですね。
そういうためにもこの看護条約を早期に批准することは当然必要ではなかろうかという観点からの質問なんですけれども、課長、いかがですか。
この看護条約について、日本看護協会あるいは医療に従事するすべての労働者も早期批准を求めていま運動を盛り上げておるわけであります。 そこで、看護課長がお見えのようですが、大体日本の看護婦さんの位置づけというのは非常に低い。アメリカなどでは医師と対等ですね。自分の権限というものは非常に強いものを持っておるわけでありますが、日本の場合は非常に低い。
それで、よく言います看護条約、ILOの百四十九号条約ですね、この条約を批准してほしいという請願は、超党派的に、自民党から共産党・革新共同まですべてのところに来ていると思います。いま私のところにも七万三千人の請願が来ております。それは日本医労協や日本看護協会などから批准をしてほしいと来ているわけです。
○岡部説明員 ただいまの看護条約の批准問題につきまして、この看護条約とわが国国内法との関係を考えました場合に、御指摘のとおり、この特例の存在というものが大きな相違であるということは事実でございます。
○政府委員(石井甲二君) お尋ねの看護条約、看護職員条約につきましては、昨年のILO総会におきまして採択をされました新しい条約でございます。
これは看護条約について御意見を伺っておきたいと思いますけれども、その前に、現在ILO条約及び勧告の中で日本の国が批准しているのはどのくらいあるのか、ちょっと数の上で教えていただけますか。――すぐ出なければ私の……
また、看護職員につきましても、看護条約についての採択が行われた。あるいは労働慣行につきましても同様でございました。また、労働行政につきましては一次討議が行われた。あるいはその他いろんな問題がございましたが、その一連の六十二回の総会に引き続いた問題について、今度の総会においても当然のことながらこれが継続いたしますので、従来の経過を踏まえながら対処をしていくということになろうかと思います。
○上田委員 ぜひともこの第二次の増員計画を早急に立てていただきまして、二・八体制といいますか、看護条約の批准に伴う国内的な体制というものを早急に立てていただくようにお願いし、これらにつきましては別途提出をしていただきまして詰めたい、このように思うわけであります。
次に、厚生省の方にお聞かせいただきますが、四月の十九日にわが党の金子みつ議員が看護条約の批准を求める質問をなされたわけでございますが、私も日本社会党のILO看護条約批准促進の事務局長もさしていただいておるという関係で、関連して質問したいと思うわけです。
○上田委員 国際人権条約と言われるものが現在十八あるわけでありまして、その中の一つがこのILOの看護条約でございますが、そのほかに国際人権規約もございます。
なお、現在、問題になっておりますところの看護条約につきましては外務省が統一的な翻訳文をつくっているという段階には差しかかっておりません。
○石井政府委員 看護条約につきましては、条約の制定が非常に最近であるということもございますが、その内容を見ますと大体二つの状態、内容を含んでおります。一つは、看護業務と看護職員に関する計画の樹立に当たりまして看護職員を参加させること、あるいは雇用労働条件の決定は、なるべく関係労使団体との交渉によること、これが一つであります。